とはどんなもの?

- お住まいの柱と屋根の関係 -

瓦の長所と短所

  • 長所

    • 瓦は断熱性が高く、コロニアル(カラーベスト)や、金属屋根材とは比較にならないくらい、熱を通しません。
    • 遮音性・防水性も高く、意外な騒音である「雨音」を基準すると、金属屋根材やその他の屋根材と比較しても現在の進化した瓦は高い遮音性を誇ります。
    • 耐火性に優れ、瓦自体が非常に燃えにくいため、たとえ隣家が火事になっても、瓦に飛び火するということはまずないでしょう。
    • 瓦自体が独特の質感、風格をもつ屋根材なので、その点で瓦の代わりとなる屋根材はないかと思います。
    • 強度にも優れていて、特に最近の瓦はちょっとやそっとの衝撃では割れないので、長く風雨から屋根・家屋を守ってくれるでしょう。
  • 短所

    よく聞かれる重さについては、阪神大震災より瓦屋根の重さの点がクローズアップされて以来、各瓦メーカーが「軽くて強い瓦」・「瓦の葺き方」の開発・研究に尽力してきました。その結果、昔古来の瓦よりも重さにして約半分、葺き方に関しても昔ながらの「土葺き工法」に代わり、「引っ掛け葺き工法」といった新しい葺き方が登場しています。それにより、瓦屋根の重さという点ではかなりの改善が施されているといえます。

    「コストがかかる」という点に関しては、確かに施工時のコストは他の屋根材に比べ高いと言えると思います。しかし瓦の特徴である「耐用年数の長さ」という点で照らし合わせてみると、メンテナンスの費用を加味しても、長くお住まいになるご予定の住宅であれば、長い目で見ると決して高価すぎるものではないと思います。

施工のポイント

  • 屋根と家屋の柱について

    瓦屋根の施工をするにあたり一番重要なことは「家屋の柱(土台)」です。屋根の基本として、屋根を支えている柱の存在は切っても切り離せない関係なのです。
    最近施工されたお住まいでは、屋根を支える「柱」が昔の家屋に比べ少ないことが多く見られます。例えば2階をお部屋として利用されていたり、1部屋を簡易的な仕切りにて2部屋に分けて利用されているお住まいには、「広くお住まいを使う利点」と引き換えに「屋根を支えている土台部分」が少ないケースもよくあり、結果として地震に弱くなってしまっているお住まいも見受けられます。
    もちろん弊社では施工の前にお住まいの状態を精査しまして、「お住まいの計画」のみならず、「お住まいに対しての屋根の適合性」も加味し、ご提案をさせて頂いています。

会社案内

  • 社名

    有限会社 久田瓦店

  • 所在地

    〒436-0081
    静岡県掛川市初馬664-6

  • TEL / FAX

    0537-25-6056 / 0537-23-5104

  • 許可・登録

    建築業認可番号 知事一般 第26141号
    全日本瓦工事業連盟